2008年09月07日

アプリ登録サイトとしてのGiraffeのあり方を考えてみる

すいません。今回はコラム的なお話です。
ニコナビとかのアップデートに関しては追々ってことで・・・。

GiraffeがOpenIDに対応しました〜。
これは画期的です。何が画期的かは後述します。

Giraffeはユーザーからの反応を見つつ改良していきたかったため、とりあえず仮という形でオープンしてました。
あとGiraffeはアプリの登録数が少なかったら意味を成さないため、登録して貰うことを重視して今までは認証などセキュリティーに関しては甘かったと言えます。
登録数100アプリも超えたと言う事で、そろそろ荒らし対策も必要になってきますよね。

と、Giraffeの話は置いておいて
まずは、GiraffeやWinCE FANなどアプリ登録サイトについて考えて見ましょう。

■勝手サイト vs Web管理者許可方式
・Web管理者の手間
 ○勝手サイト ×Web管理者許可方式
 勝手サイトは登録はユーザーが出来て情報のメンテナンスも容易のため、Web管理者はサイトの運営のみに集中できる。

・登録完了までのタイムラグ
 ○勝手サイト ×Web管理者許可方式
 勝手サイトは基本即時反映。許可方式は人によるチェックが必要なため登録完了までタイムラグが生じる。
 Web管理者が1人で運営されている場合は放置される危険性もある。
 
・荒らし耐性
 ○Web管理者許可方式 ×勝手サイト
 当然、人によるチェックがあるため許可方式の方が安全。
 登録ソフトの信頼性も増します。

■アップロード形式 vs リンク登録形式
・ファイルの信頼性
 ○アップロード形式 ×リンク登録形式
 リンクだと何処にリンクされているか見ないとそのファイルが目的のファイルか判断がしにくい。
 
・ウィルス対策
 △アップロード形式 ×リンク登録形式
 アップロードして自サーバーにファイルを持てばサイト側でウィルスチェックの対応が可能。
 
・リンク切れ
 ○アップロード形式 ×リンク登録形式
 ファイルを自サーバーで保持しているためリンク切れの心配がない。

・アクセスログ
 ○リンク登録形式 △アップロード形式
 ファイルをアップロード登録するためアクセスログはサイト側の対応による。

他にもアプリ作者の負担面から考えると、勝手サイトは作者以外の登録ができ手間を分散化できるメリットがあります。
面倒くさがり屋の作者はこういうアプリサイトに登録しない事が多いんですね。
これはユーザーにとってはアプリの存在を知るチャンスを失っていると言えます。
ユーザー同士が「このアプリおススメ」ってのを情報共有できるのが勝手サイトのいいところです。
その反面、作者によっては勝手にリンクされると嫌な感じを持つ人も居るでしょう。

以上から勝手サイト+リンク登録形式のGiraffeには、メリットもありデメリットもあります。

特にGiraffeの問題点として以下2つが挙げられます。
実はこの2つはプロジェクト始まった時から何れ問題になるだろうと予想していました。
一応Giraffeなりの対策は以下のように考えているようです。

1.Cabへの直リンク問題
 作者以外が登録した場合Cabに直接リンクされるため、作者の知らないところでダウンされて
 いる事になり作者としてはいい気分にはならないでしょう。
 作者以外の人が登録した場合は、なるべく作者へ連絡を入れてくださいと呼びかけていますが、
 登録者のモラルに任せられ完璧ではありません。
 とりあえずGiraffeではユーザーエージェントを設定することによってアプリ作者が
 アクセスログから「あ、Giraffeに登録されてるんだな」って分かるようにしようとする
 動きはあります。
 あと自サイトのページビューが減ることを懸念する作者も居るでしょう。
 アフィなどの収入があるため作者自身のサイトに訪問して欲しい人や
 ユーザーに更新情報などを見せてからインストールするかどうか判断させたい人もいるかと
 思います。
 Readmeについては更新情報やアプリの情報(つまりReadmeに書くような内容)はWebから
 登録すればGiraffeクライアントからも閲覧できるようになってます。
 (むしろReadme.txtを読んでからインストールする人のが少ないかも知れません。
 それに対してGiraffeではクライアント側で詳細テキストを画面で確認した上でインストールさせています)
 インストール後もローカルに残したいという開発者はCabにReadmeを含めれば
 いいだけですしね。
 その他なんらかの理由からGiraffeに登録されたくなければとりあえずCabでの
 公開をやめればGiraffeの仕組み上リンクができなくなります。
 登録されたくない作者用に「うちは登録しないで」と意思表示して貰えば
 NGワード機能で登録できないようにする動きもあります。

2.誰でも勝手に登録できてしまう事の信頼性
 勝手登録では誰でも登録できる気軽さの反面、いたずらで登録される危険性が増します。
 つまり正しい情報が登録されるとは限りません。
 タイトルとはまったく関係ないCabファイルが登録されてしまう可能性もあります。
 下手すると起動できなくなるような悪意あるプログラムが登録されることもあるでしょう。
 これは匿名で登録できてしまうことに問題があるため、登録者は誰なのか明確にする
 必要があります。
 ここで登場するのがOpenIDです。
 これは「mixi」や「はてな」がOpenIDに対応したため、そちらでIDを持ってる人は、
 そこで認証されたユーザー情報をGiraffe側のユーザーとして表示できる機能です。
 ログイン方式にすることで今までよりは少し登録の敷居が高くなってしまいますが、
 登録者の身元確認という意味でOpenIDはベストだと思います。
 今まで誰が登録したのかってが分からなかったのが分かるようになり、はてなを持ってる
 作者であれば登録者が作者本人と判別できて登録された情報が信頼できるようになります。
 
 まぁmixiなどでダミーアカウントを取って荒らした後、即OpenIDのサービスを解約とか
 やられてしまうとダメですがそんな面倒なことまでして荒らす人ってのはよっぽどでしょう。
 気軽に荒らせなくなることで効果は期待できます。
 
 これ以外では作者本人による編集ロック機能など実装する動きもあります。

話は変わって・・・
まだGiraffeを体験してない人にGiraffeの便利なところをちょっと紹介。
Giraffeアプリカタログはローカルにインストールされているアプリをレジストリから検出します。
つまりアプリカタログをインストールする前にインストールされていて、かつGiraffeに
 登録されているアプリは「バージョン不明」という形でダウンロードリストに出ます。
(これはローカルの登録アプリインストール名をアプリカタログがGiraffe登録アプリとマッチングして表示しています。)
「バージョン不明」なっている物を選択して「アップデート」を選択するとアップデートを
 実行して最新版になり以降Giraffeでバージョン管理もされるようになります。もちろんアップデート通知も受けられるようになります。
「Giraffeインストール後アプリ全部入れなおさなきゃいけないの?」って思ってる人は、そんなことはないので一度入れてみてください。
まだ分かりませんが今後はお勧めインストールセットなどというように一括で登録できるようになったりするかも知れません。

話は変わってPart2・・・
そういえばMSからWindows Mobile 7ではAppStoreと同じ仕組み「Skymarket」が始まりますね。
http://japanese.engadget.com/2008/08/31/windows-mobile-7-app-store-skymarket/
MSが主導でやる動きは歓迎すべきですが、まだ課金や作者の手間などどうなるか詳細が決まっていません。
個人的にはGiraffeとは方向性が違ってGiraffeが無駄になることはないと思ってます。(まぁ場合によりますが)
MSのことだからAppStoreと同じようにビジネスを絡めてくることは十分考えられますしね。

話は変わってPart3・・・
今月末、伊勢さん主催の関西WM開発者OFFが開催される予定です。
私は都合により参加できませんが、参加できる方は是非参加して伊勢さんのWMに対する考えを聞くことをおススメしますよ!
開発者OFFってなってますが開発者じゃなくてもWM興味があれば誰でもOKのようです。

日時:2008/09/27(Sat)
場所:大阪市内(梅田か心斎橋)
会費:飲み会:4000円くらい
参加資格:Windows Mobile の開発に興味がある方はどなたでも
定員:20人
詳細はこちら
http://d.hatena.ne.jp/iseebi/20080901

参加受付はこちらから
http://cotocoto.jp/event/28586

行ければ行きたかったんですが(>_<)
参加される方は楽しんで来てください〜。

長文失礼しましたm(_ _)m
posted by いっちゅう at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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